
情シスって未経験でもなれるの?

IT業界未経験だけど、情シスに転職できる?
そう思う方もいるのではないでしょうか。
当記事の筆者は約5年ほど情シスの仕事をしてきました。
情シスをやる前は、非IT業界にいたうえ、情報系の学校に行ってもいなかったのですが、そんな人間でも情シスの仕事はつとまります。
なので私は適切な知識とスキルを身につければ、未経験からでも十分に活躍できると断言できます。

未経験の人が情シスで働き始めるにはどうしたらいいか、当記事で紹介したいと思います。
情シスはどんな仕事?
情シス(情報システム部門)は、企業におけるIT戦略の中核を担い、多岐にわたる業務を担当します。
大きく4つに分けることができます。
1.ヘルプデスク業務
ヘルプデスク業務とは、会社内で起きるIT系のトラブルを解決する業務です。
トラブルというのは、例えば「特定のウェブサイトに繋がらない」だったり、「取引先とのメールが何らかのトラブルによって送受信できないのでそれを解決してほしい」といった内容など多岐にわたります。
トラブルの難易度は様々で、パソコンを再起動さえすれば直るようなものもあれば、専門知識がなければ解決できない(数日から1ヶ月程度解決に時間がかかる)と言ったように様々です。
誰でも対応できるようにマニュアルがすでに作られてる会社もあれば無い会社もあります。
マニュアルがない場合は作らなければなりませんが、作った場合は後々転職する時に評価するポイントとして見られるので、作るとなった場合は頑張って作ってみましょう。
2. 社内インフラの構築・運用・保守
社内インフラとは、企業がビジネスを行うために必要な基盤や環境を指します。
具体的には通信回線、通信機器、PC、スマホ、サーバーなどを指して「社内インフラ」と呼びます。
情シスの仕事を一言でまとめると「従業員が快適に業務を行えるようにするための仕事」といえます。
3.セキュリティ対策
サイバー攻撃やネットからの個人情報漏洩トラブルを予防するようにセキュリティ対策を講じるなどを業務として行います。
PCキッティング社員のPC設定やIT資産管理を行います。クラウドサービスの導入・管理: クラウドサービスの選定、導入、運用を行います。
4.IT戦略の策定と推進
管理職限定の業務にはなりますが、経営戦略に基づいたIT戦略の立案をします。
予算内で最適なIT環境を構築するために、必要な投資を計画します。
そして、計画した内容を役員にプレゼンして、その投資がいかに必要なのか(会社が成長するために必要であることを説明する)を理解してもらう、というのが一連の流れになります。
情シスに向いている人はどんな人?
情シス(情報システム部門)は、企業のIT環境を支える重要な役割を担いますが、専門知識だけではなく、様々なスキルや特性が求められます。
ここでは、IT職未経験の方でも情シスに向いている可能性があるか、どのような人が向いているのかを、ソースの内容を基に分かりやすく解説します。
高い学習意欲
未経験の人は何もかもが知らないものばかりと言っても過言ではありません。
自分が知らない技術やツールに興味を持ち、積極的に学び続ける姿勢をもちましょう。
新しい知識を吸収し、それを業務に活かせる、そんな知的好奇心旺盛で成長意欲が高い人は情シスに向いています。
コミュニケーション能力
社内外の関係者と円滑にコミュニケーションを取り、協力して業務を進める能力が求められます。
技術的な内容を分かりやすく説明する力 や、他部署のニーズを正確に把握する力が大切です。
チームで動くことがが多いので、誰かと協力しながら仕事をするのが好きな人は情シスに向いています。
問題解決能力
システムのトラブルや予期せぬ問題が発生した際に、冷静に状況を把握し、迅速かつ適切に対処する能力が必要です。
問題発生した場合は、まずはなぜそのトラブルが発生したのか原因を突き止める必要があるのですが、どういう風に調べたら原因を突き止められるのかを瞬時に判断される人は重宝されます。
システム障害など、緊急時にも冷静に対応できる能力が求められます。
文章作成能力
業務内容がマニュアル化されていないことが多いので、誰が読んでも理解できるわかりやすいマニュアルを作るスキルがあると歓迎されます。情シスを含めたIT系全般の仕事では文書を作ることがかなり
優先順位を考えられる
複数のタスクや問題が同時に発生するということがたまに起こります。
私も実際に、別々の課題を同事進行で解決しなければいけない状況になり、どのタスクから手をつけるか考えた経験があります。
場合に、優先順位を判断し、効率的に業務を進める能力が必要です。
情シスのやりがい
まず最初に挙げられるのが感謝されることが多いです。
会社でパソコンを使うものの、そのパソコンに対して苦手意識を持っている人は多いです。
その理由として、トラブルが発生するとどうしていいのかわからないからが理由としてあげられます。
会社でパソコンを使うものの、そのパソコンに対して苦手意識を持っている人は多いです。
その理由として、トラブルが発生するとどうしていいのかわからないからが理由としてあげられます。
実際にあった例としては
- パソコンを使っていたら突然青い画面か(ブルーバック)が表示されてどうすればいいのかわからない
- 昨日まで普通にパソコンが使えていたのに起動しなくなった
- 印刷開始のボタンを押すが印刷できない、
こういった問題を解決すると「ありがとう」とか「助かった」といった感謝の言葉をもらうことが多々あります。
企業の様々な業務を理解することができる
情シスは会社全体のITシステムの面倒を見ることが多いため、他部署とやり取りすることが多いです。
そのため、間接的ではありますが、他の部署がどんな仕事をしてるのかを知ることができます。
例えば営業部署に行った時には、そこの営業部署の人が他の会社とどういうやり取りをしてるのか、どういった商材を売っているのかがわかります。
企業に対する理解が深まるので、知的好奇心旺盛な人はやっていて楽しいと思います
情シスは未経験でも挑戦できる?
ITスキルが低い情シス未経験者でも、コミュニケーション能力や問題解決能力、学習意欲があれば、採用される可能性があります。
実際、私もITスキルが低い状態で入りしましたが、仕事がつとまったのはコールセンター会社でつちかったコミュニケーション能力や問題解決能力があったからです。
特に、以下のような方は、情シスへの転職を前向きに検討してみる価値があります。
- ITに興味がある人
- 新しいことに挑戦したい人
- チームで協力して仕事をすることが好きな人
- 人の役に立つことに喜びを感じる人
- 地道な作業もコツコツとこなせる人
未経験者が情シスを目指すには
- 熱意をアピールする: なぜ情シスに興味があるのか、どのようなキャリアプランを描いているのかを明確に伝えてみましょう。もし描くのが難しいのであれば、派遣会社のキャリアコーディネーターや営業に相談してみましょう。
- 前職の経験を活かす: 前職で培った問題解決能力やコミュニケーション能力、マネジメント経験は、情シスの業務にも活かすことができます。
- 資格取得を検討する: 基本情報技術者試験などの資格は、知識レベルの証明となり、転職活動に役立ちます。
まとめ
情シスは、単なるシステム管理者ではなく、企業の成長を支える重要な役割 を担います。
もしあなたが、上記の特性に当てはまるなら、IT未経験でも情シスとして活躍できる可能性は大いにあります。
情シスへの転職を検討する際には、自身の強みを理解し、熱意を持って挑戦してみてください。”
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